土台と柱を繋ぐホゾが5cm程度の現場を良く見かけます 金物等で補強するからそれで良しとしていると思われますが、 地震等で引っ張りの力がかかった場合、抜けてしまう可能性は 否定出来ないのではないでしょうか? そんな理由から、手間はかかりますが土台の太さ(12cm)の 長さのホゾとホゾ穴で繋いでいます
1階部分の柱は3300mm(3.3m)の長さの材を使っています。 理由は ・1階は天井高を高くとれ、開放感のある部屋に ・2階のバルコニーに掃き出し窓の取り付けが可能に ・外観のバランスが良くなり堂々と見える などなど・・・ たったこれだけ(実際は結構大変ですが)で 見栄えと暮らし心地がかなり違ってきます。
左が実際の外観、右は1階部分を約400mm低くした合成写真 雰囲気がかなり違うのがおわかりいただけるでしょうか?
さらに、こちらのお宅では外観のバランスを取るために 2階北側の梁を下げてあります。 左は実際の外観、右は1,2階に同じ長さの柱を使って 何も工夫しないで施工した場合の合成写真です。 右側の家では、1階が寸づまりで2階右側が間延びして見えます
他社では手間がかかるのでここまで気を配らないようですが 私は、抵抗なく普通のこととして設計・施工しています。
左:写真では判りづらいかもしれませんが、1階の天井の高さからくる 開放感を感じませんか?
右:2階のバルコニーの出入り口です 通常だと窓の下に10cm位の高さに壁が立ち上がってしまい 出入りは跨いでするようになってしまいます。
当社で利用している材木屋さんで 神奈川県産の檜材を野天で自然乾燥させている様子です。 通気性を確保しカビや曲がりを予防するために 間に桟木を挟んだ桟積みになっています。 このように自然に乾燥させることは木に負担が少ないので、 色艶が良く、ひび割れにくい材になります。